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【北海道の生産者が解説】シーベリー(サジー)とは?味・旬・栄養・特徴をわかりやすく紹介

【北海道の生産者が解説】シーベリー(サジー)とは?味・旬・栄養・特徴をわかりやすく紹介

近年、健康食品やジュースなどで「サジー」という名前を耳にする機会が増えてきました。

一方で、

「シーベリーって何?」
「サジーとシーベリーは違うの?」
「どんな味がする果実なの?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は、シーベリーとサジーは同じ植物です。私たちは北海道清里町でシーベリーを育てています。この記事では、実際に栽培している生産者の視点から、シーベリー(サジー)の特徴や味、旬、栄養、育てる中で感じる魅力についてご紹介します。

シーベリー(サジー)とは?

シーベリーは、グミ科ヒッポファエ属の落葉低木に実る果実です。日本では「サジー」という名前で知られることが多く、海外では

  • Sea Buckthorn(シーバックソーン)
  • Sea Berry(シーベリー)

などと呼ばれています。

原産地はヨーロッパからアジアにかけての広い地域で、モンゴルやチベット、中国北部などの厳しい自然環境にも自生しています。最古の樹木とも呼ばれ強い生命力が、健康へのイメージと結びついています。オレンジ色の小さな実をたくさんつけることが特徴で、その鮮やかな色合いは遠くからでも目を引きます。

シーベリーとサジーの違い

結論からいうと、シーベリーとサジーは同じ植物です。日本では健康食品業界で中国での呼称「沙棘 Shaji」が変化した「サジー」という呼び方が広まりました。一方で、農業や園芸の世界では「シーベリー」や「シーバックソーン」と呼ばれることもあります。

つまり、

  • シーベリー
  • サジー
  • シーバックソーン

は基本的に同じ植物を指しています。もともとの由来は地域間での呼び名の違いであると言えます。カフェでのお客様の反応をみているとシーベリーという呼称よりもサジーのほうが一般的に認知されているなと感じます。実際にグーグルの検索データでみても圧倒的な差です。

ここ直近5年の全体の検索トレンドはピークと比べると落ち着いているようです。一方で、カフェにも置いているveggyという雑誌の腸活特集でも掲載されていたりとしていましたので、一部の健康情報にアンテナを張られている方はは引き続き注目しているといえそうです。

具体的な検索ワードでみると下記のようなものが多く、日本での状況が見えてきます。

・サジー 豊潤
・業務スーパー サジー
・やずや サジー
・サジーワン

それぞれ調べてみると、日本でよくサジーを販売されている会社様でした。他の固有名詞以外のクエリ(検索用語)をみると消費者としてはその信憑性を厳しくチェックするためのクエリが多い(効果、口コミ、あやしい)であると考えます。気になるのは『解約』というクエリでしょうか。何か定期的な購入をしたうえで、解約したいという方が探しているような状況です。

あくまでも私(和広)の感想ですが、PR広告や口コミ記事が多く消費者として警戒心が強くでているのだと感じます。マーケティングの世界ではアフィリエイトという方法です。第三者に商品を進めてもらい、その第三者経由で販売が成立すると、進めた人にお金が入る仕組みがあります。これ自体は正当な手法ですが、うまくブランドマネジメントができないと、実際に購入していない方がトレンドに合わせて過剰なPRや口コミをしてしまう構造的な要因を作り出してしまいます。これは期待値だけが高くなり、実際の効果を実感しない場合に不満足をうむ原因となってしまいます。すると、罪のないサジー(果物)のイメージが悪くなってしまいます。(最近のGoogleのトレンドでは実体験ベースの記事が評価されており、軒並み実体験要素のない比較記事はランキングとしても下がる傾向がありますが、まだまだ完全ではありません。)

ベリーの森工房、en処towaでは、まず実際に地域やオホーツクエリアにいる方にはその味を生で食べていただき、そのあと、加工用のジャムの味見をしていただきます。そして、気に入っていただければご自宅でジャムやソースを楽しんでいただけたらと考えています。味は果樹それぞれ好みもございますのできちんと吟味していただいた上で自分の体にあったお味を選んでいただければと思います。

こういった検索用語のトレンドは、Googleトレンドというツールで無料で見られます。
ちなみに9番目のアドマイヤサジーは競走馬でした。笑

洞爺湖町と書いてあるため北海道と関係はありますが・・今回の果樹のサジーとは違いました。話しが脱線してしまうので戻ります。

シーベリーの原産地

シーベリーはユーラシア大陸に広く分布しています。

特に、

  • モンゴル
  • 中国
  • チベット高原
  • ロシア
  • 北ヨーロッパ

などで古くから利用されてきました。乾燥地帯や寒冷地にも強く、痩せた土地でも育つ生命力の高さが特徴です。北海道のような寒冷地とも相性が良く、日本国内でも少しずつ栽培が広がっています。

シーベリーの味は?

シーベリーを初めて食べた人の多くは、その強い酸味に驚きます。味を表現するなら、柑橘類をさらに濃縮したような酸味です。オレンジやレモンを思わせる爽やかさがありますが、それ以上に力強い酸味があります。私はよくお客様に「背中が伸びるような」という表現をしてお伝えしますが、生のシーベリーは酸っぱいです。そのため、生食できないわけではありませんが、多くの場合は加工して利用されます。生産者としての感覚では、「果物というより、自然のエネルギーをそのまま凝縮したような味」という印象があります。ビタミン豊富というのがわかります。好き嫌いは分かれますが、一度覚えると忘れられない個性的な果実です。

シーベリーの旬はいつ?

収穫時の景色はとても美しく、明るいオレンジ色に染まります。北海道では一般的に8月下旬から10月頃にかけて収穫されます。品種や地域によって多少異なりますが、秋の訪れを感じる頃に鮮やかなオレンジ色へと色づいていきます。実は枝いっぱいに密集してつくため、収穫作業は想像以上に大変です。しかも、シーベリーの樹木には棘があり、棘を避けながら作業します。(それでも刺さってしまうのですが・・。)だんだん樹が2メートル以上になるため、脚立に登りながらひとつひとつ潰さないよう丁寧に収穫します。この収穫の大変さに加えて、生産者も日本だとまだまだ少ないため供給量も限られます。

シーベリーに含まれる栄養

シーベリーにはさまざまな栄養成分が含まれています。

代表的なものとして、

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • βカロテン
  • ポリフェノール
  • 食物繊維

などがあります。鮮やかなオレンジ色は、カロテノイド類によるものです。そのため健康食品やジュース、サプリメントの原料としても利用されています。

なぜシーベリーはあまり知られていないの?

シーベリーは世界的には広く利用されている果実ですが、日本ではまだ知名度が高いとはいえません。

その理由として、

  • 日本での生産量が少ない(そもそも農家さんが少ない)
  • 強い酸味がある
  • 生食向きではない
  • 加工品として流通することが多い

ことが挙げられます。そのため、果実そのものを見る機会は少なく、「サジージュース」で初めて知る人も多いようです。せっかくですので、どんな実がなっているのか?季節になりましたらen処towaのレジで生の試食ができますのでぜひその味を味わってみてください。

シーベリーのおすすめの食べ方

シーベリーは加工することで魅力が引き立ちます。

ジュース

最も一般的な楽しみ方です。日本でも業務スーパー等で人気がでて買うことができるそうです。私はまだ買えていないのですが近くの業務スーパーに入りましたら買ってみたいと思います。

ジャム・コンフィチュール

酸味を活かした爽やかな味わいになります。パンにはコンフィチュールをおすすめしています。
一昨年はシーベリーの収穫量が少なかったため、ソースのみとなっていましたが、今年はコンフィチュールを作れる分が昨年収穫できたためコンフィチュールとしてカフェや清里町の道の駅パパスランド、きよーるで販売しております。

ソース

ヨーグルトやアイスクリームとの相性が抜群です。en処towaのアイスクリームでは自家製シーベリーソースをトッピングできます。まず試して見たいという方はソフトクリームと合わせてトッピングをお選びください。
ソース単体でも店頭で販売しています。右がシーベリーです。

スムージー

他の果実と組み合わせると飲みやすくなります。現時点でカフェメニューはないのですが何かいいくみ合わせが発見できましたらメニュー化したいと思います。

ドレッシング

海外ではサラダ用のドレッシングとして利用されることもあります。特にソースはシャキシャキのサラダやお肉にかけていただいても良いです。お客様でも野菜にかけて日々の生活で取り入れておられる方がおります。

seaberry recipeで検索しますと色々な活用法があることがわかります。

私たちの農園で育てているシーベリー

私たちは北海道清里町でシーベリーを育てています。シーベリーは非常に生命力が強く、寒さや風にも負けず育ってくれます。夏を越え秋にかけて枝いっぱいにオレンジ色の果実を実らせます。その姿はまるで木に小さな宝石がたくさんついているようです。まだ北海道でも栽培例が多い果樹ではありませんが、だからこそ育てる面白さがあります。農園の中でも、訪れた方から「これは何の実ですか?」と聞かれることが最も多い果樹のひとつです。まだまだ「初めてみた!」という方が多いです。ぜひ、来園した際は日本の清里の地で育った、その希少な実を味見していってください。

よくある質問

シーベリーとサジーは違いますか?

同じ植物です。呼び方が異なるだけです。

シーベリーは生で食べられますか?

食べられますが、酸味が非常に強いため加工して食べることが一般的です。

シーベリーの旬はいつですか?

北海道では8月下旬から10月頃が旬です。

シーベリーはどんな色をしていますか?

鮮やかなオレンジ色の果実を実らせます。

まとめ

シーベリー(サジー)は、ユーラシア大陸原産の生命力あふれる果実です。強い酸味と鮮やかなオレンジ色が特徴で、世界中で古くから利用されてきました。日本ではまだ知名度が高くありませんが、その個性的な味わいや美しい見た目から、近年注目を集めています。私たちの農園でも育てているシーベリーは、自然の力強さを感じさせてくれる特別な果樹です。もしお近くの農園で見かける機会があれば、ぜひ一度その魅力に触れてみてください。

P.S
先日奈良から来てくださったお客様は、奈良でも同じような樹をたくさん見たことがあるとおっしゃっていました。真偽はわからないのですが、もしかしたら本州でも栽培されている方がおられるかもしれません。

道東エリア、オホーツクエリア、世界自然遺産知床方面に行かれる際や斜里岳に登る前、登ったあとは、
道中にあるベリーの森工房併設『en処towa』にお気軽にお立ちよりください。
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en処towaへのアクセス

関連情報
サジーWikipedia
北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 研究報告 多糖類を利用したシーベリー果汁ソースの開発

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