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【北海道の生産者が解説】カシスとは?味・旬・栄養・ブラックカラントとの違いをわかりやすく紹介

【北海道の生産者が解説】カシスとは?味・旬・栄養・ブラックカラントとの違いをわかりやすく紹介

「カシス」と聞くと、カシスオレンジやリキュールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

一方で、

  • カシスはどんな果物?
  • ブルーベリーとは違うの?
  • ブラックカラントって何?
  • 生で食べられるの?

と疑問に思う方も少なくありません。実はカシスは、北海道の冷涼な気候に適したベリーのひとつです。私たちは北海道清里町でカシスを育てています。この記事では、実際に栽培している農家の視点から、カシスの特徴や味、旬、栄養、ブラックカーラントとの違いまでわかりやすくご紹介します。

カシスとは?

カシスは、スグリ科スグリ属の落葉低木に実る果実です。正式にはクロスグリ(黒酸塊)と呼ばれ地域ごとに呼び方が異なっています。英では「ブラックカラント(Black Currant)」と呼ばれ、日本ではそのフランス語名である「カシス」という名前が広く親しまれています。初夏から夏にかけて、小さく丸い黒紫色の果実を房状につけるのが特徴です。ヨーロッパでは古くから栽培されており、ジャムやジュース、リキュール、お菓子などさまざまな用途で利用されています。

カシスとブラックカラントの違い

カシスとブラックカラントは同じ果実です。「ブラックカラント」は英語名、「カシス」はフランス語名です。日本ではリキュールの影響もあり、「カシス」という呼び方が一般的になりました。

つまり、

  • カシス
  • ブラックカーラント

は同じ植物を指しています。海外のお客様が店頭に来た際にカシスだけではなく、ブラックカラントとお伝えすると伝わった経験がございます。それぞれ地域ごとに呼び方が違うのですね。

カシスの原産地

カシスの原産地はヨーロッパからアジア北部にかけての寒冷地域です。寒さに強い植物で、北海道の気候とも相性が良く、日本国内でも北海道を中心に栽培されています。

海外では、

  • フランス
  • イギリス
  • ポーランド
  • ニュージーランド

などでも広く栽培されています。

カシスの味は?

カシスの味を一言で表現すると、「爽やかな酸味と豊かな香りを楽しめる大人のベリー」です。甘味もありますが、酸味がしっかりしており、何より特徴的なのはその芳醇な香りです。初めて生のカシスを食べると、「思っていたより酸っぱい」と感じる方もいるかもしれません。一方で、その香りは加工しても失われにくく、ジャムやジュース、リキュールなどにすると魅力がさらに引き立ちます。生産者として感じるのは、「カシスは甘さで勝負する果実ではなく、香りで記憶に残る果実」ということです。

カシスとブルーベリーの違い

見た目は似ていますが、カシスとブルーベリーは異なる植物です。

特に果実の付き方を見ると違いがよく分かります。カシスはぶどうのように小さな実が房状に実ります。

カシスの旬はいつ?

北海道では、一般的に7月から8月頃が旬です。夏になると黒紫色へ色づき、完熟すると甘酸っぱい香りが一段と強くなります。収穫期間はそれほど長くないため、生のカシスを味わえる時期は限られています。

2026/06/24時点の園内カシス状況です。
それぞれの実の色が変わるタイミングが違っていて日々日々変わっていくのがわかります。

カシスに含まれる栄養

カシスにはさまざまな栄養成分が含まれています。

代表的なものとして、

  • アントシアニン
  • ビタミンC
  • ポリフェノール
  • カリウム
  • 食物繊維

などがあります。特に果皮の濃い黒紫色はアントシアニンによるものです。ブルーベリー、アロニアと同じですね。
ある調査によると、アロニアに次いでカシスのアントシアニンの量は多いとのことです。

日本カシス協会様でも情報発信をされております。
日本カシス協会の『高いカシスの抗酸力』記事によると、ニュージーランドにおける研究ですが、ニュージーランド産カシスと北米産ブルーベリーの抗酸化力を比較した際にその「抗酸力」の高さが示されています。

地域間や品種の違いがあるため、日本においてどうなのか?は気になるところですが、抗酸化力がキーワードです。

なぜカシスは生で見かけることが少ないの?

スーパーではカシスそのものを見かける機会はあまりありません。

その理由は、

  • 生産量が少ない
  • 酸味が強い
  • 加工向きの果実である
  • 傷みやすい

ためです。そのため、多くはジャムやジュース、冷凍果実、リキュールなどに加工されて流通しています。

カシスのおすすめの食べ方

カシスは加工することで魅力がさらに引き立ちます。

ジャム・コンフィチュール

酸味と香りのバランスが良く、パンやヨーグルトによく合います。
en処towaではカシスという表記でコンフィチュールを手作りで作成しています。

ジュース

爽やかな酸味を楽しめます。現在カシスを使ったジュースはご提供しておりません。
「カシス ジュース」と検索するとレシピがでてきますので、参考にできます。

ソース

アイスクリームやチーズケーキとの相性が抜群です。en処towaの店頭ではソフトクリームのトッピングにカシスをお選びいただけます。色々な果実のトッピングを楽しんでください。

焼き菓子

マフィンやパウンドケーキに加えると豊かな香りが広がります。

リキュール

カシスリキュールは世界中で親しまれている代表的な加工品です。アルコールと割って飲む飲み方は香りが引き立つため重宝されています。

私たちの農園で育てているカシス

ベリーの森工房では北海道清里町でカシスを育てています。夏になると黒紫色の実が房になって実ります。収穫時期になると、一粒一粒がゆっくりと色づき、美しい房を見ることができます。カシスは派手な果実ではありませんが、その豊かな香りには毎年驚かされます。農園で収穫したばかりのカシスを手に取ると、スーパーではなかなか出会えない、みずみずしい香りを感じることができます。ハスカップやブルーベリー摘みに来た際にはカシスも珍しいため手で触り香りを感じてみてください。

よくある質問

カシスとブラックカーラントは違いますか?

同じ果実です。呼び方が異なるだけです。

カシスは生で食べられますか?

食べられます。酸味が強いため、ジャムやジュースなどに加工する方が一般的です。

カシスの旬はいつですか?

北海道では7月から8月頃が旬です。

カシスはブルーベリーですか?

いいえ。見た目は似ていますが、異なる植物です。

まとめ

カシスは「ブラックカラント」とも呼ばれる、香り豊かなベリーです。酸味と芳醇な香りが特徴で、生食だけでなくジャムやジュース、リキュールなど幅広く利用されています。ベリーの森工房の農園でも北海道清里町の自然の中で育てており、毎年、夏になると黒紫色の美しい実を実らせます。もしカシスを見かける機会があれば、ぜひその豊かな香りと奥深い味わいを楽しんでみてください。

関連情報

日本ブラックカラント協会
クロスグリ Wikipedia

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https://endokoro-towa.shop/nature/what-is-cassis/
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