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【北海道の生産者が解説】ハスカップとは?味・栄養・旬・ブルーベリーとの違いまでわかりやすく紹介

【北海道の生産者が解説】ハスカップとは?味・栄養・旬・ブルーベリーとの違いまでわかりやすく紹介

北海道には、本州ではあまり見かけない魅力的な果実があります。そのひとつが「ハスカップ」です。名前は聞いたことがあっても、「どんな果物なの?」「ブルーベリーとは違うの?」「どんな味がするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。私たちは北海道の道東エリアにある清里町でハスカップを育てています。この記事では、実際に栽培している生産者の視点から、ハスカップの特徴や味、旬、栄養、ブルーベリーとの違いまでわかりやすく解説します。

ハスカップとは?

ハスカップは、スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木に実る果実です。日本では主に北海道で栽培されており、初夏に濃い青紫色の実をつけます。和名は、クロミノウグイスカグラ〔黒実鶯神楽〕。近年では海外で「ハニーベリー(Honeyberry)」とも呼ばれ、健康志向の高まりとともに注目されるようになりました。果実は細長い形をしており、見た目はブルーベリーに似ていますが、実際にはまったく異なる特徴を持っています。北海道ではジャムやジュース、ソフトクリーム、お菓子などさまざまな加工品として親しまれています。

果物のアレルギーをお持ちのお客様がいましたが、唯一ハスカップは大丈夫というお客様もいました。スイカズラ科のため、ブルーベリー(ツツジ科)と異なります。

ハスカップの名前の由来

ハスカップという名前は、アイヌ語の「ハシカプ」に由来するといわれています。「枝の上にたくさんなるもの」という意味があり、古くから北海道で自生しており先住民族であるアイヌの人々に利用されてきました。特に苫小牧の勇払原野が原種と言われておりそこから道内に広まっていきました。国外では北国の寒冷地に自生していて、シベリアからの渡り鳥によって種子が運ばれたという説もあります。まさにハスカップは北海道の自然や文化と深く結びついた果実のひとつなんですね。

ハスカップはどこで育つ?

ハスカップは冷涼な気候を好む植物です。日本では北海道が主な産地となっています。

特に有名なのは、

  • 厚真町
  • むかわ町
  • 千歳市
  • 苫小牧市
  • 美唄市

などです。私たちの農園があるオホーツクエリアの清里町でも栽培しており、知床連山や斜里岳を望む自然豊かな環境の中で育っています。

ハスカップの味は?

ハスカップの味を一言で表現するなら、甘味・酸味・渋みが複雑に重なり合う野性的な味わいです。ブルーベリーと比べると酸味が強く、爽やかな風味があります。

完熟すると甘味も増しますが、それでもブルーベリーほど甘くはありません。実際に栽培している立場からすると、「ブルーベリーが親しみやすい果実だとしたら、ハスカップは自然の力強さを感じる果実」という印象があります。

そのため、生食もできますが、ジャムやソースなどに加工すると魅力がより引き立ちます。

ハスカップとブルーベリーの違い

ハスカップとブルーベリーはよく比較されますが、実は異なる植物です。

項目ハスカップブルーベリー
スイカズラ科ツツジ科
酸味が強い甘味が強い
細長い丸い
6〜7月7〜8月
実の硬さ非常に柔らかい比較的しっかりしている
流通量少ない多い

特に大きな違いは実の柔らかさです。皮が薄く水分を含むためとても繊細です。そのため、ハスカップは完熟すると収穫や輸送が難しくなります。このことが、スーパーなどであまり見かけない理由のひとつです。

ハスカップの旬はいつ?

北海道におけるハスカップの旬は、一般的に6月下旬から7月上旬です。地域や品種によって多少前後しますが、初夏を代表する果実として知られています。収穫期間は比較的短く、旬の時期はわずか数週間ほどです。そのため、生のハスカップを味わえる機会は非常に限られています。

ハスカップの栄養

ハスカップにはさまざまな栄養成分が含まれています。代表的なものとして、

  • アントシアニン
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • 鉄分
  • 食物繊維

などがあります。特に果皮に含まれるアントシアニンによって、ハスカップ特有の濃い青紫色が生まれています。en処towaのカフェスペースに掲載している資料もご覧ください。(後日こちらにも掲載します。)

なぜハスカップはスーパーで見かけないの?

ハスカップは北海道の特産品でありながら、本州ではほとんど見かけません。その理由は主に3つあります。

1. 実がとても柔らかい

完熟したハスカップは指で軽く触れただけでも潰れてしまうほど柔らかくなります。

2. 日持ちしない

収穫後の鮮度低下が早く、長期間の保存には向いていません。

3. 輸送に弱い

長距離輸送の途中で傷みやすく、生果として流通させるのが難しい果実です。そのため、ジャムや冷凍果実、ジュースなどに加工されることが多くなっています。

こうやって記載すると、希少な実であることを実感しますね!生のハスカップは、「北海道ハスカップ農園」等で検索し、お近くの農園に足を運んでみてください。

ハスカップのおすすめの食べ方

ハスカップはさまざまな方法で楽しめます。

生で食べる

旬の時期だけ味わえる特別な楽しみ方です。ベリーの森工房で収穫したハスカップは朝収穫したのち、en処towaのカフェで販売しています。100g300円で販売しておりますので店内でお申し付けください。

ジュースやスムージーにする

夏場にぴったりの飲み方です。en処towaのカフェではハスカップのフレッシュジュースでお楽しみいただけます。6月のこの時期は店頭では生のハスカップをミキサーで絞ったフレッシュジュースをお出ししています。実際に飲まれた方からは、「元気になった!」「気分転換になった!」とのお声をいただきます。1番の人気メニューとなっています。

特に斜里岳を眺めながら飲む、フレッシュジュースは気分転換に最高です。
ここでは斜里岳の景色がセットです!

フレッシュジュース

ジャム・コンフィチュールに加工する

酸味と甘味のバランスが良く、ハスカップの魅力を最も感じやすい食べ方です。また、加工にするため保存期間が長くなるため扱いやすくなります。休日の朝食のパンにハスカップを塗り、コーヒーと飲んだりすると個人的に最高です。(和広)

店頭や清里町内の道の駅・きよーる等で手作りコンフィチュールを販売していますのでこちらもご賞味ください。

ヨーグルトに添える

爽やかな酸味がヨーグルトによく合います。ヨーグルトと混ぜることで見た目も食欲をそそる色になります。
生ハスカップを添えたり、コンフィチュールのハスカップを入れたりどちらでも楽しめます。

ソフトクリームやアイスに添える

北海道では人気の組み合わせです。en処towaでは2025年からソフトクリームを提供しており、トッピングで様々な味がお選びいただけます〜!特に人気はブルーベリーとハスカップ。ハスカップトッピングのソフトクリームは本州から来た方は特に食べて行かれます。地域のリピーターの皆様の間では『あるトッピング』が人気になっています。なかなか他では見られないトッピングですのでお声かけください。コーンもこだわって選んでおりますのでサクサク感をお楽しみください。

ベリーの森工房の農園で育てているハスカップ

私たちは斜里岳の麓おいしい湧水がある水の里『北海道清里町』でハスカップを露路栽培しています。露路栽培は、ビニールハウスや温室などの施設を使わず、太陽の光や雨、風など自然の環境をそのまま活かして屋外の畑で農作物を育てる栽培方法です。

自然本来の環境なため、鳥や虫なども園内に来ます。収穫量をできる限り最大化し100%近くにするのであれば、全体を囲って完全に防除・防鳥するのが理想ですが、そういったことはできる限り避け鳥や虫にも配慮した姿勢で果物を育てています。その分、管理の手間暇はかかりますが、それも合わせて楽しみながら育てています。園内ではそんな鳥や虫にも注目して楽しんでいただければと思い魅力をお伝えしていきます。特にベニマシコという鳥はピンク色をしてハスカップの収穫の時期に訪れますので探してみてください。

春には小さな花を咲かせ、初夏には青紫色の実が枝いっぱいに実ります。ハスカップは収穫適期が短く、ひと粒ひと粒の状態を見ながら丁寧に収穫しなければなりません。大量生産には向かない果実ですが、その分だけ北海道の自然や季節を感じられる特別な味わいがあります。

本ブログでは、ベリー園を通して、地域の自然の魅力・観光スポットなどを伝えていきたいと考えています。

よくある質問

ハスカップは生で食べられますか?

はい。完熟したハスカップは生でも食べられます。ただし酸味が強いため、加工して食べる方も多くいます。
皮に栄養が多く含まれるためそのまま食べることをおすすめしています。

ハスカップの旬はいつですか?

北海道では主に6月下旬から7月上旬が旬です。

ハスカップはブルーベリーですか?

いいえ。ハスカップとブルーベリーは異なる植物です。

ハスカップは冷凍保存できますか?

はい。冷凍保存が可能で、収穫後「すぐに」冷凍することで長期間楽しめます。

まとめ

ハスカップは北海道を代表する果実のひとつです。酸味と甘味が織りなす独特の味わい、短い旬、そして北海道の自然が育む魅力が詰まっています。スーパーではなかなか見かけませんが、その希少性もハスカップの魅力のひとつです。近年安定しない気温の影響で収穫量が減っているニュースをよく耳にします。

2026年6月現在私たちの農園でもそれを目の当たりにしています。こればかりは自然のことなのでコントロールは難しく、供給量が限られてしまいます。そのため数に限りがある場合もございますのでご了承ください。

もし北海道観光でこの時期に訪れる機会があれば、ぜひお近くの農園で旬のハスカップ摘み・狩りを味わってみてください。そして、ハスカップを通じて北海道の自然や四季の豊かさを感じていただけたら嬉しく思います。

道東エリア、オホーツクエリア、世界自然遺産知床方面に行かれる際や斜里岳に登る前、登ったあと際は、
道中にある北海道清里町ベリーの森工房併設『en処towa』にお気軽にお立ちよりください。
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