オケラ
昆虫 春〜秋

オケラ

Oriental Mole Cricket

昆虫
見られる季節: 春〜秋
Gryllotalpa orientalis

 土の中で暮らす、ちょっと不思議な昆虫「オケラ」。名前は知っていても、実際にその姿をじっくり見たことがある人は、意外と少ないかもしれません。最大の特徴は、モグラのようながっしりとした前脚。土を掘ることに適した形をしていて、この前脚を使いながら地中にトンネルをつくって暮らしています。コオロギなどに近い仲間ですが、地上で暮らす昆虫とはずいぶん違った姿をしています。オケラは雑食性で、植物の根や種子、小さな昆虫など、さまざまなものを食べます。農業では、作物の根を傷つけることがあるため害虫として扱われることもあります。一方で、土の中の小さな生き物を食べたり、地中を動き回ったりする、土の生態系を構成する生き物のひとつでもあります。

 

en処towaでは、ブルーベリーやハスカップの植え替え作業中に、土の中からオケラが姿を現すことがあります。普段は見えない土の中にも、たくさんの生き物が暮らしています。スコップを入れて初めて出会えるオケラは、そんな「足元に広がる世界」の存在を教えてくれる生き物です。ちなみに「♪ミミズだって オケラだって アメンボだって」で知られるように、名前はとても有名。でも、どんな姿をしているかは知らない。そんな少し不思議な存在でもあります。農園を訪れたときは、果実や鳥だけでなく、ときどき足元にも目を向けてみてください。土の下には、私たちが普段気づかないもうひとつの農園の世界が広がっています。